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「日常空間に見つける劇空間 -野外篇-」 企画/進行 加藤智宏
劇空間は室内だけではなく野外にも作られます。それは野外劇場あり、テント仕立てのものあり、様々な形態が存在しますが、今回は日常の中に入りこんでいく形で行われる野外公演を取りあげ、そこを劇空間に仕立てる工夫、劇空間にしたいと思った動機、日常に潜む劇空間の要因、そこで費やされるエネルギー等といった、劇空間という場所の生成について、要因と生成の二方向から検証していきます。
◆登壇者
原智彦(ハラプロジェクト)
1946年生まれ。役者・音楽・美術・灯り(映像)が混然と織りなす独自な表現を現出させるハラプロジェクト主催にして、自ら企画・台本・演出・役者をこなす。「僕の生活、生き方が演劇。僕のいるところが舞台。」
寂光根隅的父(じゃこうねずみのぱぱ)
演出家、双身機関代表。高校在学時より演劇を始める。皇學館大学国文学科卒。1990年代にアスベスト館、天使館などで舞踏を学ぶ。1995年に双身機関を結成。以後、企画・演出を担当、身体と空間を軸にした実験的な公演活動を続けている。
中谷和代(ソノノチ)
旅するパフォーミング・アート グループ「ソノノチ」代表、演出家、劇作家。空間が内包する膨大な情報を、観客の中に流れる時間や記憶と結びつける独自の演出手法で作品を発表する。近年は<風景演劇>という新たな作品群の制作に取り組んでいる。