아카이브 (1건)
12月26日19時~ 弦楽三重奏・四重奏の演奏会をライブ配信いたします。
題して「Ensemble Humoreske ベートーヴェン後期弦楽四重奏曲コンサートシリーズ 第1回 時代を超越するもの」
たくさんの方々と音楽の時間・空間を共有できればうれしいです。
公演後14日間は動画が保存されますので、いつでもご都合のよいタイミングでご覧いただけます。
画面越しではありますが、ご来場(?)心からお待ち申し上げております。
※チケットをご購入いただいた方には、当日のプログラムをメール等でお送りいたします。
※こちらは配信チケットのみの販売とさせていただきます。ご来場チケットをお求めの際は、山本(violinyama@yahoo.co.jp)までご連絡いただけましたら大変ありがたく存じます。
-----------------------------------------------------------------------------------
【コンサート内容】
J.ハイドン
弦楽三重奏曲 変ロ長調 Hob.V:8
L.v.ベート―ヴェン
弦楽三重奏曲 ハ短調 作品9-3
L. v.ベートーヴェン
弦楽四重奏曲変ホ長調 作品127
ヴァイオリン:山本 美樹子、三雲はるな
ヴィオラ:脇屋冴子
チェロ:長谷川彰子
主催:EnsembleHumoreske
後援:(公財)新日本フィルハーモニー交響楽団
東京藝術大学音楽学部同声会
-----------------------------------------------------------------------------------
近付こうとするほどに遠のき、理解しようとするほどに謎が深まる……。
ベートーヴェン(1770-1827)の後期音楽に対する憧れと畏怖の念は、日ごと、年ごとに増すばかりです。
とりわけ、彼が人生の最後にすべてを注ぎ込んだ5曲の弦楽四重奏曲は、異次元の精神性と圧倒的な音楽内容によって、同ジャンルの歴史において威容を誇っています。
本コンサートシリーズでは、五回にわたってこれらを成立順に取り上げ、様々な角度から掘り下げていきます。
初回のメインとなる作品127は、第九交響曲などの大規模作を経て十数年ぶりに完成された四重奏曲です。変ホ長調の威厳ある和音。隅々にまで配される主題モティーフ。対位法的書法と変奏。詩的で情緒的な新しい世界へと通じる道を、若き時代の意欲作である弦楽トリオ作品9-3と、ハイドン(1732-1809)唯一の同編成作品から辿ってみたいと思います。
「自由と進歩」をモットーに掲げ、古いものへの回帰を通して楽壇に新風をもたらしていった後期ベートーヴェン。その音楽は時を超え、私たちの進むべき未来を指し示してくれるにちがいありません。
継続的なアプローチによってそれらの在り方を再考し、現代における「新しい聴き方」を皆様とご一緒に探求していけたらと願っております。